筋トレ:デッドリフトで神経・脊柱を痛めないためには

スポーツバイオメカニクスの世界的権威 スチュアート・マクギル博士による解説

参考
ラックプルで胸郭出口症候群

(インチキ日本語字幕で概要はつかめます)

デッドリフトや「トップサイドデッドリフト」(ラックプルのことと思われる)で、シュラッグやシュラッグもどきの動作を入れるのは危険なのでやめましょう。
ラックプル自体が、デッドリフトよりはるかに高重量を扱える上、ヒッチングを入れれば、さらに高重量を扱えます。
トップビルダーが「〇〇式デッド」と称して、首を亀のように前後に伸ばしてすくめて反らし、狭い可動域で高重量を挙げています。可動域の狭いラックプルなのにデッドリフトと詐称した上でさらに不要な補償動作を入れています。高重量が上がって気持ちいいのかもしれませんが、典型的なエゴリフトで感心しませんし、怪我を誘発する危険なフォームです。
このような動作を繰り返すと、胸郭出口付近の血管や神経を圧迫し、胸郭出口症候群になってしまいます。
シュラッグがしたいなら、単体で慎重に行ってください。シュラッグも、初心者には怪我を誘発しやすい種目です。
いわゆる「エビデンス」をめぐる議論は、大抵はトレーニングの効率性をめぐる議論です。ブロスプリットのほうが心地よいし、自分にあってると思うならそれでかまいません。しかし、腱や靭帯、さらには神経を痛める危険があるトレーニングは、トレーニング自体が継続不能になりますから、「エビデンス」が好きなトレーニーは言うまでもなく、嫌いなトレーニーも等しく止めた方が良いと思われます。

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